考察

Julia

光学フォノン、音響フォノン(光学的振動、音響的振動)について

はじめに光の勉強をしているとラマン散乱やブルリアン散乱といった言葉に出会うことがある。特に光ファイバーなどの光の閉じ込め作用や作用長が長いときに、この現象は顕著になる。このとき、これらのラマン散乱とは光学フォノンによるもの、ブルリアン散乱と...
Julia

標準偏差、母分散についての信頼区間の求め方とJuliaを用いた計算例

はじめにメーカーで働くとき、部品の性能について頭を悩ますことは多いと思う。基本的な測定誤差の解析や考察には計測における誤差解析入門がとても読みやすかったので是非購入してほしい。特に今回は分散値はどのくらいのサンプル数があればある程度信頼でき...
光学

sub wavelengthに対するRCWA(厳密結合波解析)

はじめに前回の記事ではRCWAについて数式的理解を行った。ただ、こちらの記事は元論文を参考にして作られたものであり、この論文は1995年に作られたものだった。そのため、回折格子への理解を目的に作られていて、かつ、数式的記述が多くを占めていた...
光学

RCWA法のメモ書き-備考-

はじめにこちらのサイトはRCWAの数値解析説明の補足になります。全体の流れは元サイトを参考にしてください。補足1フロケの定理とは本論文中、最初にRCWAが提案された論文中においても\(k_{xi}\)の導出は"from the Floque...
光学

RCWA(厳密結合波解析)法のメモ書き

はじめにRCWA(Rigorous Coupled-Wave Analysis)法は回折格子の光学特性の解析法でMoharamらによって提案された。現在、光学素子の技術のうち光メタサーフェイス技術というのが注目されている。波長オーダー未満の...
考察

渋沢栄一「論語と算盤」を読んで

はじめに新規1万円札になる渋沢栄一の論語と算盤の現代語訳を読み、学ぶことが多かったので今後見返すための備忘録替わりにも読書感想文として書き残しておこうと思いました。サブタイトルの横のページ数は以下の本のページ数を表します。現代語訳 論語と算...
考察

理系学生の視点からのSDGs

はじめに持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、17のゴールを世界的に決めてそれを各国が協力して達成しようねといった取り組みです。こういう意識高い系っぽい内容はあまり好きではないのです...
考察

車載用LiDAR技術について

はじめに昨今、世間では5GやDX(Digital Transformation)など生活とデジタル技術のつながりについてがトレンドとなっています。そのなかで自分の研究分野と密接に関係し、世間のトレンドとも関係しているLiDAR技術についての...
Python

虹に乗ってみたい

はじめに虹の上を歩く、虹を滑り台にする…など虹の上で何かをするということはアニメの描写でよくあるものです。しかし、実際に虹は遠くに見えるだけでどの程度の大きさかはよくわかりません。もしかしたら、細すぎて落ちてしまうかもしれない、あるいはパー...
Python

ブラックホールで精神と時の部屋を作る

精神と時の部屋について精神と時の部屋とは、漫画ドラゴンボールにおける架空の存在である。この精神と時の部屋では現実の世界での一日が一年分の時となっています。実際この精神と時の部屋を現実で実現するといったことを想定した先行研究があったのでここで...